1.設計概要

(1)設計の全体的な流れ

全体設計フロー地すべりや斜面の表層崩壊などに対する対策工法としてジオステップ工法を検討する場合の標準的な設計フローを示します。


一般的には、従来工法と同様に斜面安定計算(円弧すべりなど)を「日本道路協会 道路土工 のり面工・斜面安定工指針」等により行います。この時、必要抑止力(設計アンカー力)は現場の地盤条件等より適切なすべり面を想定し、安定計算により所定の計画安全率を得られるように決定します。


その後、アンカーの設計を行って具体的に抑止工を選定しますが、現場条件はもとより、維持管理性、経済性など総合的に判断する必要があります。


抑止工が決まればアンカー1本あたりの設計アンカー力が求まりますので、最適な受圧板を選定することができます。

(2)受圧板の設計

受圧板の設計は、「土木研究センター グラウンドアンカー受圧板 設計・試験マニュアル」により行います。ジオステップ工法では、工場製の鉄筋コンクリート受圧板(スクエアタイプ)を標準としており、水平・鉛直の2方向はりとして断面力を算出し鉄筋量等を照査しています。

(3)受圧板配置例

5分勾配断面図

本工法の受圧板を配置した5分勾配のケースの断面イメージを示します。のり面勾配に応じて水平部長さが変わるので、基礎コンクリート幅、転倒防止対策、施工性、張出足場の必要性、植栽の有無等についても併せて考えておかなければなりません。


2.施工概要

(1)施工の全体的な流れ

施工サイクルフロージオステップ工法における標準的な施工サイクルフローを示します。

受圧板の据付け後に背面へ裏込めコンクリートを打設し、その後アンカー削孔、緊張、定着となります。このため、受圧板背面地盤のアンカー緊張時照査は裏込めコンクリートの面積で行う必要があります。

(2)施工手順について

施工手順一般的には作業時の安全確保や地すべり安定性の確保などの観点から上段から施工を行う「逆巻き施工」が行われています。

ジオステップ工法における施工手順イメージを示します。

本工法は、技術的には下段から施工を行うことも可能です。しかし、下段から施工を開始した場合には、

① 切土に伴って地すべりを誘発する可能性が高まる

② 施工時における上方からの落下物等への対応策

③ 施工基盤面に既設受圧板がある場合の養生対策

などについての問題が懸念されます。ですから計画に当たっては、安全性、施工性、全体工程、経済性等について十分な検討が必要となります。

(3)施工における特徴・留意点

ジオステップ工法の施工における特徴・留意点について以下に列記します。具体例については、『施工事例』>『(1)施工例の紹介』もご参照下さい。

①工場製作(プレキャスト)の受圧板を垂直に設置するため、基礎コンクリートの不陸吸収や受圧板の垂直度確保、全体的な線形の通り等に留意しなければなりません。

②本工法は水平地盤面をつくりながら施工を行うため施工環境に優れ安全性も高い工法です。作業スペースが不足する場合は、張出足場を設けるなどして安全を確保します。

③受圧板を垂直に自立させた状態で、裏込めコンクリート工等を行うため、転倒防止や移動等に対する安全対策が重要となります。


3.技術資料について

ジオステップ工法に関する下記技術資料を用意しております。

ご希望の方は、トップページの 『資料請求』 ボタンから必要事項をご記入のうえお申込ください。


① ジオステップ工法 パンフレット

② ジオステップ工法 設計・施工マニュアル

③ ジオステップ工法に関する Q&A

④ ジオステップ工法 実績表


なお、最新の技術情報、積算に関するご質問、見積もり依頼等についてはジオステップ振興会までお問い合わせ下さい。トップページの 『お問い合わせ』 ボタンから簡単にお問い合わせいただけます。


4.ダウンロード

ジオステップ工法 カタログ(pdf)


・ジオステップ工法 受圧板形状図

pdfファイル

dxfファイル

 

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